JCF イチオシ!
報告書販売
直営ショップで『医療食環境情報センター』さんの報告書(メディカルフードサイエンス)を独占販売しています。この報告書は他では手に入りません。
お勧め商品
管理人がお勧めする商品を紹介しています。思わぬ掘り出し物があるかも。
またお得なセキュリティーソフトのライセンス販売をご案内しております。こちらからお入り下さい。
携帯サイト
当サイトの携帯版です。携帯で役立つ?リンク集があります。
http://ml.jcf-web.jp/
おいしさ自慢.com(大丸)のお中元
JCFSHOP更新情報
JCFSHOP


2005年10月13日(木曜日)

食育と地産地消と食育基本法 其の1

カテゴリー: - kagawa @ 14時55分53秒

 まず始めに下の宣言文をお読み下さい。

北海道スローフード宣言

基本理念

  1. 次代を担う子どもたちをはじめ道民の健康的な食生活を守る
  2. 質の良い安全な食材をつくる地域の農林水産業を支える
  3. 活気にあふれ個性ある食文化を育む農山漁村をつくる

取組指針

  • 地産地消を進める
  • 生産者と消費者の顔が見える関係を築く
  • 食を楽しむライフスタイルをつくりあげる
  • 環境との調和を基本に安全で品質に優れた農産物を生産する
  • 知恵と工夫を活かしたこだわりの加工品づくりを進める
  • 地域の特色ある食材を守り食文化を育む
  • 自然が豊かな農山漁村でゆったりとした時間を過ごす
  • 子どもたちをはじめ道民の食育を進める

 これは、2003年4月に作成されたものです。
 これに似た宣言やスローガンは、全国各地にあると思います。この中に良く出てくるのは、『地産地消』と『食育』いう文言です。
 『地産地消』に関しては、後に記すとしてまず『食育』について記したいと思います。
 『食育』の歴史は古く、1898年に石塚左玄が、「通俗食物養生法」の中で「今日、学童を持つ人は、体育も智育も才育もすべて食育にあると認識すべき。」と記し、1903年には報知新聞の編集長であった村井弦斎が、連載していた小説「食道楽」の中で「小児には徳育よりも、智育よりも、体育よりも、食育が先き。体育、徳育の根元も食育にある。」と記しています。
 言われるまでもなく人間は、生きていく上で食事を取らなければならない。食事無くしてその他の物が成り立たないのも当然といえば当然である。特に先の文章が記された明治時代には、西洋に追いつき追い越せとの『富国強兵』の一端として、朝夕でどうこうなるものではない体躯の向上を目指していたとすれば、当然思いつくものであります。
 しかし少し前に国は、第159国会(平成16年)に『食育基本法』を提出し、翌年の平成17年6月10日に成立させました(平成17年7月15日施行:平成十七年法律第六十三号)。
 昨今の『食』に関する関心の高さにガイドライン的法律が必要となったのだろう。でも今更『食育』を国主導でするとは、一体どのような意味があるのだろうか。
 附則(上記リンク先の法律文のタイプミスでしょう。当文章では前文とします)を読むと、冒頭部分に、

二十一世紀における我が国の発展のためには、子どもたちが健全な心と身体を培い、未来や国際社会に向かって羽ばたくことができるようにするとともに、すべての国民が心身の健康を確保し、生涯にわたって生き生きと暮らすことができるようにすることが大切である。
子どもたちが豊かな人間性をはぐくみ、生きる力を身に付けていくためには、何よりも「食」が重要である。今、改めて、食育を、生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育の基礎となるべきものと位置付けるとともに、様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てる食育を推進することが求められている(注:下線筆者加筆)

とあります。
 『食育』が何のために行われると言ったことは違うかも知れないが結局、明治時代の文言と何も変わらないような気がします。
 しかし、現代社会で武力闘争(戦争を含む)による国の発展という物はなくなっても、様々な要因(経済的・国際社会的)による発展の阻害が存在します。それを防ぐ意味で、未来を担う子どもたちが『健全な心と身体』を持つことが重要だと言うことでしょうか。ただ前文を読む限りにおいてこれは強ち考えすぎではない感じを受けました。
 またこの基本法では、国民一人一人に対して以下の文言が記されています。

「食」に関する情報が社会に氾濫する中で、人々は、食生活の改善の面からも、「食」の安全の確保の面からも、自ら「食」のあり方を学ぶことが求められている。

 他人任せにしないで自分自身で判断しなさいと言うことらしい。たぶん国としては、各種規定・規格・基準を知ってそれから判断しなさいと言うことだと思うが、その目安となる物が、余り役に立っていないのも事実でしょう。
 所謂ザル法と呼ばれる『規定・規格・基準』が大手を振って罷り通っているか若しくは、『規定・規格・基準』の隅を突いたような『如何なものか』と思える商品や製品があります。『食育基本法』を制定しその理念を追求するのなら、それらの目安も同時に改善しなければならないと考えるが、いつも通りその兆しは見えてこない。
 それに加えて前文には『都市と農山漁村の共生・対流を進め、「食」に関する消費者と生産者との信頼関係を構築』と記されている。折角の理念に水を差すようで申し訳ないが経験から言わせて貰えば、どのような状態になろうとも農民・漁民の話を鵜呑みには出来ません。自分の都合の悪いことを平気で消費者に隠す『我が身可愛さ』的習性を持ち合わせている方々が実在します。
 工業製品ではなく、口に入る食品を扱う人間にこの様な習性を持たれると、多大な被害が各方面に及ぶ。
 ごく一部だと反論される方もいるかも知れないが、ごく一部でも実在している以上、眉唾物のように扱わなければならないのではないだろうか。
 また前文では『「食」に関わる人々の様々な活動への感謝の念や理解を深め』と記されているが、前述のようなことを目の当たりにすると素直に従う気にはならない。
 ただ前文には『「食」に関して信頼できる情報に基づく適切な判断を行う能力を身に付ける(注:下線筆者加筆)』とある。ということは、国民によってその様な不埒な輩を淘汰すべき若しくはしても良いと解釈しても間違いないだろう。まずはそれから始めないと、無知につけ込む輩は絶対的に存在するか新たに生まれてくるだろう。
 経験から農民・漁民は、農山漁村に住んでいるからといって純朴ではありません。もしかすると都会に住む人間より強かだと考えた方が良いと考えます。
 ただ共生や対流を勧めるのではなく、その様な不逞の輩の排除をどのように行うかを考えた方が良いのではないでしょうか。
 価値観の違う人達が交流するのであるから、行き違いの摩擦が起こると容易に想像できます。しかしそれ以外の不逞の輩が引き起こす無用な摩擦は国としても望まないだろうし、本当の意味で提供して頂いている人達や自然に感謝の気持ちを持つ上で重要な事項ではないだろうか。でなければ、『食育』どころか『地産地消』という自給率増進の計画も水泡に化してしまう危険性を孕んでいると考えます。
 長くなってきたので『地産地消』については、次回に持ち越します。最後に『食育基本法』の第十三条(国民の責務)を引用します。

国民は、家庭、学校、保育所、地域その他の社会のあらゆる分野において、基本理念にのっとり、生涯にわたり健全な食生活の実現に自ら努めるとともに、食育の推進に寄与するよう努めるものとする。

責務である以上、対岸の火というわけにはいかないようです。

関連情報

食育基本法パンフレット[:469KB]

都道府県・指定都市の食育担当部署一覧 [:19KB]

リンク先:内閣府

PDF形式の文章をお読みになるにはAdobe Readerが必要です。
インストールしていない方は、下のバナーをクリックしてダウンロードしてください。

アドビ製品 割引価格! オンライン販売だから低価格。いつでも簡単、見積・購入。

にほんブログ村 その他ブログへ

ページトップへ


コメント

このコメントのRSS

TrackBack URL : http://www.jcf-web.jp/modules/wordpress/wp-trackback.php/17

  1. 食育、地産地消って、大切ね〜d(´o`)=3

    Comment by ジュリア — 2006年1月20日(金曜日) @ 22時33分44秒

  2. 春の味覚
     先日、地元の新聞記者から取材をうけました。内容は「食べ物」について。「食育」をテーマにした記事を書きたいということで、主に「季節を意識した食べ物」を食べるのか?「自炊しているのか?」ということでした。
     
     「食育」とは、食によって日本人としての文化…

    Trackback by shibashiba Co., Ltd. — 2006年2月22日(水曜日) @ 19時18分13秒

コメントの投稿

改行や段落は自動です
URLとメールアドレスは自動的にリンクされますので、<a>タグは不要です。
以下のHTMLタグが使用可能です。
<a href="" title="" rel=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <br> <code> <em> <i> <strike> <strong>


22 queries. 0.085 sec.
Powered by WordPress Module based on WordPress ME & WordPress

ページトップへ
記事検索
RSSリーダー Headline-Ticker Personal
当サイトの更新情報を含んだRSSティッカーを配布しています。
RSSリーダー Headline-Tickerのセットアップ

詳しい機能などはこちら
Powered by InfoMaker
月別過去ログ
カテゴリ一覧
最近の記事(F.O.T)
Subscribe with Bloglines
最近のコメント
Link
ブログランキング
Sponsor Link

iTunes_logow_120-65.gif


Sponsor Link



Copyright © Just Community Firm 2005-2006

RSS ATOM RDF

Xoops SPPD
管理用:Log in