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2006年6月12日(月曜日)

YOSAKOIソーランの疑問(道路占用)

カテゴリー: - kagawa @ 14時30分18秒

 今年も北海道でも特異なイベントである『YOSAKOIソーラン祭ウィキペディアロゴ注1・2』が終了した。いつものことではあるが南北大通4丁目から10丁目までを土曜日は半日以上(9:30〜22:30)、日曜日は9:30〜18:30(その後大通6丁目線と8丁目線を22:30まで)を車両進入禁止にして行われた。しかしこのような車両進入禁止を一営利法人のイベントで行っていいのだろうか。
 このイベントは、『株式会社yosanet(以後ヨサネット)注2』によって運営されていると言っても過言ではない。なぜなら一応実行委員会のような物(YOSAKOI ソーラン祭り組織委員会)があるが、現会長がヨサネットの取締役である中田輝夫(株式会社ナカタ取締役)氏であることや問い合わせのメルアドのドメインが@yosanet.comということから、事実上ヨサネットと委員会は同体と見ても間違いはなく、会計上どうなっていても実質的にイベントはヨサネットが運営していると言えよう(会計報告は公表されていない)。
 その営利法人が行うイベントに対して幾ら占有に係る費用を払っていても半日以上の道路の占有を認めることは些か行きすぎの感を否めない。
 本来、道路という物は、その道路に危険性の高い欠陥や障害がない場合において通行の自由が保障されている(道路の有する自由通行権)。もしその道の通行を制限や禁止する場合には、必要書類の提出を行い、占用面積を必要最小限にしなければならない。基本的に幹線道路や交通量の多い道路に関しては、完全に封鎖しての占用は前記事由がなければ認められないはずである(道路法第46 条第1項)。一応道路法第46条第1項は以下の通りである。

第四十六条(通行の禁止又は制限)
道路管理者は、左の各号の一に掲げる場合においては、道路の構造を保全し、又は交通の危険を防止するため、区間を定めて、道路の通行を禁止し、又は制限することができる。
一  道路の破損、欠壊その他の事由に因り交通が危険であると認められる場合
二  道路に関する工事のためやむを得ないと認められる場合

 基本的に通行禁止・制限は、以上の項目でしか認められない。しかしYOSAKOIに限って言えば、どう解釈してもそれに当てはまらない。また使用している道は、平日休日問わず交通量の多い場所であり、市街中心部では重要な幹線となっている。そこをYOSAKOIでは、完全閉鎖をして占用ができる。このことはどう考えても合点がいかない。当該道路の管理者である札幌市はそのことに関してどのように考えているのだろうか。ただ、名誉会長に現市長の上田氏の名前が記されていることを考えると、だいたいの想像がつく。
 市民の財産である市道や公園を一営利法人のしくんだ乱痴気騒ぎの為に半日以上の占有使用することを誰も問わないのだろうか。北海道のメディアやマスコミは、批判をして放映権などの利権を失うことに対して及び腰になっている。これには内実がよく分からない組織(広報委員会)が絡んでいてそこに属していないメディアやマスコミに関しては、写真肖像権の使用を認めていないという物もある(関連リンク:BNN)。これについてはどうしても袖の下を持ってこないところは排除するという臭いがどうしても払拭できない。まぁ、自由に写真を撮らせることになると、それを用いた写真集などが出版され、公式写真集の売れ行きに影響が出るというのかもしれないという商売上の絡みかもしれない。
 少々話が逸れたが、道路という物は、何人たりとも認められた事由がない限り、通行の制限や禁止、もしくは交通に支障が出るおそれのある行為をすることはできない(道路法第43条第1項の2「道路に関する禁止行為」)。どう解釈してもYOSAKOIは、交通に支障が出るおそれがあるように思える。
 これらからも分かるように道路管理者が如何にこのイベントを特例的扱いをしていたとしても法律を超える特例は存在しない。明らかにこれは『やり過ぎ』である(道路交通法には道路の通行の禁止・制限に関わる直接的な条文はありません。第77条「道路の使用の許可」は基本的に交通の妨害になることを許可していません。もしこれを持って許可されているとするのなら所轄警察署長(現中央署長:渡辺氏)が実情を知らなすぎということになる)。
 やり過ぎではあるが、結局のところなし崩し的に15回に渡って道路を占用している。この状態を例えるのなら『竹島問題(リンク先:外務省)』と同じような気がする。実効支配などの既成事実の積み重ねを持ってあたかもその行為自体を当然の行為として正当化している様などは、酷似していると考える。この方法は、正攻法で認められないような物を認めさせるような場合に多用される物でもある。

 初めにも書いたとおり、このイベントはただの営利法人が主催している物である。多くの公益を無視して特定の営利法人に対しての利益を優先するこれら行政側の行為は、市民に対しての背任行為でもある。
 また通行規制という物は、どのような場合であっても通行者の利益を最優先にし、不当にその利益を侵害してはならない物だと考える。その原則から逸脱してしまっているイベントは、存在していてはいけない物ではないだろうか。一部の利益を優先するような行政は、その役目をなさない張りぼての物とかしてしまうであろう。行政側がこのイベントを北海道を代表するイベントにしたいのなら、不特定多数に迷惑のかかる今の方式を見直し、実情に即したイベントに導いていかなければならない。補助金を出している以上、至極当然の話である。

注1:ウィキペディアの項目にリンクを張っている物にはこのマークがつきます。
注2:公式サイトが存在していますが、なぜかリンクフリーではなく直接リンクを張ることができません。そこでウィキペディアとグーグルにリンクを張っております(リンクを張ることによる公式サイト側からのクレーム回避のため)。

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